心が病んでる時に笑わせてくれた「ザ・マジックアワー」
数年前とても心が病んでいた。
いろんなストレスを抱えて常に目の前が真っ暗闇だった。
笑うという言葉は俺には無縁とも思えるくらい重症だったと思う。
当時から(今も)ほとんどテレビは見ない。
そんな時かみさんが「『マジックアワー』やるから録画しておいて」
「いいけどどんな映画?」
「う~ん、面白いよ。三谷幸喜のだから」
ま、見るつもりはなかったけど頼まれたから録画予約。
三谷幸喜の作品は「有頂天ホテル」を何回か見たが大して面白いとは思わなかった。
「ザ・マジックアワー」は録画はしたもののテレビをつけない俺は見ることもせず数ヶ月放置されたまま。(録画しろと言った本人も見ない( 笑 ))
平日の夜だったと思う。
なんの気なしに「ザ・マジックアワー」を再生してみた。
気が付いたら・・・
『あ、俺笑ってる』
偽デラ富樫(佐藤浩市)がギャングのボス(西田敏行)のところへ乗り込んで「カット」&「シーンの最初から」のやり取りは戻しながら何度見たことか。
「カット」のフレーズを両者意味を履き違えながら会話が成立するのも最高!
「ぼーるが声出して笑うなんて珍しいね」とかみさんが言うくらいだから当時の俺は相当病んでたと思う。
最悪の時に笑わせてくれた「ザ・マジックアワー」は今でもとても大切な映画です。