ドレッサーがやってきた オシャレで安い
この後当然のように家具屋さんに見に行きました。
「ぼーる。今度の日曜日ドレッサー見に行こうよ」
「あれ?昨日携帯代払ったよね。ドレッサー買うなら携帯代いらないって言ってたじゃない」
そう。携帯代いらないって言ったくせにしっかりそちらも請求されましたよ。
家具屋に着いたらもうかみさんはルンルン気分です。
普段はあちこち見て歩くのにこの日に関してはドレッサー置き場に一直線。
ちなみにいつでもどこでも俺より前を歩きます。
俺はかみさんより3歩下がってついて歩きます。
前に見たドレッサーがあったようです。
「これだよ。これ!」
なるほど~
でも実際に買うとなれば大きな買い物だし俺も品定めしますよ。
「ここはこうなってるけど大丈夫?」
「使いづらくない?」
「この機能いらないんじゃない?」
「あっちのやつのほうがよさそうじゃない?」
普段気持ちが揺らぐことも少ないかみさんが迷い始めます。
あれこれ喋ってるのをずっと見てた店員さんが寄ってきます。
こういう場所の店員さんってお客が買いそうか買わなそうかわかるんじゃないかって思いますね。
明らかに冷やかしで時間つぶしだけの時ってあまり話しかけてきませんから。
プロの鋭い目でずっと見られていたようです。
「ここの部分なんかお洒落に出来てますでしょ」
みたいな感じでいきなり自然に俺たち夫婦に入り込んできました。
うまいですね。
うちのかみさんは買い物大好きだけどドライで冷静。
買うつもりがないときは
「大丈夫です」
店員さんが寄ってきても「来るんじゃねーよ」って感じを思いっきり出します。
ところが今日は違います。
「ここの部分って他のとどう違うんですか」
「これは少し安くなってるけどなんでですか」
「色はこの他にどんな色があるんですか」
「配送は無料ですか」
「日にち指定できますか」
・
・
・
隣で見てる俺はもう
「今日は買わないという選択肢はない」
感じ取りました。
その後あっさりと買うものが決定して
キチンと会計まで済ませました。俺が。
買い物慣れしてるかみさんはいつも良いもの選びます。
値段まあまあ。
そこそこオシャレ。
いいんじゃないでしょうか。
そして約3週間後
ドレッサーの配達日です。
前日に連絡があり午前中のうちに配達されるということで朝からドレッサー置き場を一生懸命片づけています。
ピンポ~ン♪
無事に設置も済み狭い我が家がまた少し狭くなりました。