人生で楽しかった時期は?社会人1年目が超ヤバかった

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就職するということを深く考えていなかった俺は訪問して雰囲気だけで入社する会社決めちゃったんです。
そこは若い人が多くなんとなく活気がある。それだけで決めちゃいました。
あまり大きくはなく入社した同期は男だけで全部で4人でした。


入社したらまず1ヵ月は研修でした。毎日総務部で話しを聞いたり取引先に行ったり。

そのあと1ヵ月ずつ各部署でOJTって言うんですか?それをやります。これで誰がどこの部署に合うか決めるんでしょうね。

そして9月に正式に配属が決まりそこでのお仕事がスタートしました。

配属された部署は家に帰れない

その部署は社内でいろいろとやった後に出張があります。そして仕事が終わるまで帰ってこれないと言われてる、いや配属されてから聞きました。

実際に自分の場合は入社2年目か3年目かのときに宿泊を伴う出張で1年のうち3分の1は家に帰ってなかったです。日帰り出張も含めると1年の半分以上は会社に居なかったですね。

配属されて最初の出張などたった1人で行かされました。まだ入社1年目で配属2ヵ月目くらいですよ。社内でほぼ完成形になっていたとは言えちょっと無謀かとも思いましたね。ただ最終日にはちょうど出張が終わるという先輩が自分の出張の帰りに立ち寄ってくれました。

その先輩とはそのあと一緒に年末年始を挟んで2ヵ月ずっと泊りの出張に行くことになります。
その出張のため入社1年目から会社の忘年会や新年会に出席できなかったんです。

とにかく出張が多かったです。
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夜の10時11時まで仕事するのが当たり前

出張に行かないときでも社内の残業は当たり前でした。でも時代がそうだったんでしょうね。これに関してはどこの会社も同じだと思います。

でもうちの会社の場合はそのあとがあるんです。夜の10時に仕事終わってもそれから飲みに行くんです。ほぼ毎日のように。とにかく酒好きが集まってました。
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だいたい終電で帰っていました。あとは会社に布団があるので会社に戻ってその布団に包まって寝る。
帰るのが面倒なんでよく会社で寝てました。

残業があんなにあっても不思議なことに苦にならなかったんです。若かったからでしょうか?人間関係が良好だったからでしょうか?仕事を覚えたいという向上心があったからでしょうか?

ちなみに一番多い時は3ヵ月連続で残業が200時間を超えました。残業が200時間超えですよ。
それを先輩に言ったら「俺なんか300時間だよ」って。
どういうことっすか?残業200時間って言ったら土曜日も含めて毎日12時前後まで仕事してるってことですよ!!!それより100時間も多いって!!!

その先輩は客先で毎日夜中の3時とか4時とかまで仕事をしてたらしいです。
25時とか27時とかって言い方があることを知ったのもその先輩からでした。

夏休みを冬に取る

これ自体は今でも結構有り得ることです。忙しくて夏休みが取れなくてだいぶ経ってから夏休み分を休む。
でも自分の実体験はこうです。

それまで夏休み返上で出張に行っていてその仕事が終わったので「さあ明日から夏休み取るぞ」って言ってたら「今日の午後ちょっと手伝いに行ってくれない?」

断る理由もないので行ったこともない客先に地図見ながら車で行ったら、待っていたのは外注さんの引き継ぎ。
そこには先輩2人とその会社を辞めて独立してやってる元上司がいました。先輩2人はそのまま残りの仕事をするが元上司は他の仕事のからみでいつまでもその客先に居ることができないので俺に引き継げと・・・

はぁ~全然話しが違うじゃん!

とにかく内容聞いてその日はとんぼ返り。1週間分の着替え用意して次の日から3ヵ月泊まり込みでその仕事しました。

すっかり騙されましたよ。そのおかげで夏休みを冬休みの後に取るというわけのわからないパターンになりました。

仕事も遊びもずっと一緒

学生時代の仲間と平日に飲む約束しても急な出張が入ったりしてドタキャンは多かったです。当時は携帯なんてないから相手の会社に電話するわけですよ。それで呼び出してもらって「ゴメン!今日行けなくなった」って。

そういえば当時会社から携帯持たされてたヤツがいました。平野ノラが「しもしも~」ってやるアレです。
マジで重そうでしたよ。


学生時代の友人との絡みも少なくなり必然的に酒を飲むのも会社の人間とばかり。

仕事終わりに酒飲むことが当たり前になってた俺は同期入社のS君と飲むとよく先輩を呼び出してましたね。
まだ早い時間だったらとりあえず会社に電話。遅い時間でもかまわず家電にかける。
「飲んでるので今から来てください!」
怒る先輩はいませんでした。いや怒られそうな人には電話かけなかったんですね。当然です。
入社1年目のヤツがやることじゃないですね。

ある日またも平日にS君を含む同期3人で飲んでいた。S君は家が遠いのだが俺ともう1人は比較的近くに住んでいたのですがもう1人のほうで酒盛り開始。
出来上がってきた頃にまたも電話しちゃいます。この時すでに時間は日付けをまたいでいます。そしてその日も会社なのにです。先輩が1人来て、2人来て、来ないと思っていた人までやってきました。

しかしその人が来たとき「はい!おみやげ」って干してある洗濯物を渡すんです。
酔っているから何言ってんだろうって感じでしたが、、、
「ん?見たことあるような」
なんと俺がベランダに干してあった洗濯物です。その先輩は俺の家で飲んでると思って1度うちに来たんでしょうね。それでパンツが干してある俺の洗濯物を持って近くの同期の家までやってきた。そんなこともありました。


1年目の年末年始の出張のおかげでお好み焼きが食べられなくなった

入社1年目の年末年始に行った出張先はお好み焼きが有名な場所でした。
当時のビジネスホテルは朝食付きなんてあまり無いし若い頃って朝飯食べないじゃないですか。だから1日の食事は昼飯と夕飯の2回だけ。

客先はデカいのですが門を出て昼飯が食えるところは1~2件、お好み焼き屋だけしかなかったのです。だから必然的に昼飯はお好み焼き。おまけに宿泊してたホテルの近くにもお好み焼き屋しかないんで夕飯もお好み焼き

一緒に行った先輩は下町育ちで毎日もんじゃ焼き食べて育ったっていうくらいだから毎日お好み焼きを食べても全然平気。
最初の1ヵ月はお好み焼きしか食べてなかったです。

俺のほうはさすがに体に不調を感じ始めたので「ご飯粒が食べたい」と言って少し遠くの居酒屋まで行きました。そして真っ先に頼んだのが『お茶漬け』
後にも先にも居酒屋で飲み物より先にお茶漬け頼んだのはこの時だけです。それほどお米に飢えてました。

あんなに出張や残業が多かった日々が良い思い出に変わる

この会社は辞めて転職したのですが今となっては良い思い出でです。何回か転職しているのですが遊びも仕事もこんなに必死になったのはこの時だけです。

社会人1年目に何年分ものいろんな経験をした気がします。