昔の写真 顔立ちと顔つき

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先日実家に戻り昔の写真を持って帰りました。昔と言うのは本当に昔で俺が学生~社会人3年目くらいまで。
学生の時の友人が1人、社会人になってからの親友が1人亡くなっています。
社会人になってからの親友は付き合いが深く長く、事故で亡くなった時はショックで立ち直れませんでした。

その親友の葬儀に行ったときに葬儀場には写真がたくさん貼られていたんです。そしてその写真は俺も写っている当時の写真ばかり。俺も持っているはず。でもどこにあるかわからない。たぶん実家のどこかにあるはず。なかなか行く機会がなくて持ってこれなかったんです。先日やっと探し出し持って帰りました。

顔が変わった

かみさんは当然見たがります。俺もまだキチンと見てなかったので一緒に見ました。
かみさん、何も言わないんです。恐ろしいくらいに・・・

そしてお風呂に入って寝るときに言います。

「ぼーる、あの頃すごく楽しそうだったね」
ポツンと言うんです。

確かに歳を重ねてヘアースタイルや顔立ちは変わっています。でも顔つきが今と全然違うんです。
自分でもわかってはいたけどただ歳を取っただけでなく顔つきが変わっちゃったんです。やわらかい目と顔をしてました。
かみさんとは仲が良くて毎日笑います。でも今の俺の顔ってやっぱりどこか病人の顔なんです。あらためてそう思いました。

人間は顔が全て

転勤で今の職場に来たばかりの頃、飲み会で「人間は顔が全てなんだよ」と言っていた会社のお偉いさんがいました。
『顔が全てって決めつけられたら遺伝で顔の悪いヤツなんかどうしようもねーじゃん』こう思いました。

でも「人間は顔が全て」と言うのは顔立ちじゃなくて顔つきなんですね。良い人生を歩んできた人は歳をとってもどこかハリがある。たとえ禿げていてもそんなの吹き飛ばすくらいの勢いが顔に出てる人もいる。
一方いつもネガティブに考える人は歳より若く見えてもどこか冴えない。会社のお偉いさんが言っていたこともまんざら偏見ではないと思います。

自分の場合も病気を患ってから顔つきは悪くなったと思います。数年ぶりに会う人に一発で見抜かれたこともありますから。今更言っても仕方のないことですけどね。